アタシと王子様
もう、口なんて利かない!
「あ…明日…バイトだ…」
少しずつ仕事も覚えて楽しくなって来ていたバイトが憂鬱になってしまった。
学校なら先輩を避ける事は出来るけどバイトは2人しかいない…
嫌でも顔を合わせちゃう。
「休んじゃおうかな…」
というより本来の目的である先生へのプレゼント資金だって必要なくなったワケだし、やめてもいいのかも…
先生の誕生日プレゼントのリストを書いた紙をグシャグシャに丸め捨てた。