アタシと王子様


「ななな…何を…えぇっ!!??」



「そんなに驚く?」



先輩が…あたしを好き?



何で?あたしが先生の事をまだ好きだって分かってるはずなのに…



「いきなりごめんね?でも…やっぱりちゃんと気持ちを伝えておきたかったんだ」



「そ…うなんですか…」



「……」



「……」



学校一モテる人があたしを好きだなんて人生で一番の驚きかも知れない…



誰かに想われる事は嬉しい…



あたしみたいなのを好きだって言ってくれるのも…



でも…あたしは先生が…



返事をせずに黙っていると先輩が頭を優しく撫でた。

< 159 / 192 >

この作品をシェア

pagetop