ほたる。な君へ


ガラッ…

『あっ…』

そこには
キレイな顔立ちをした
同じ病気の『男の子』が
立っていた

『こんにちわ』

あっ…

気を遣ったのか
『お母さん飲み物買ってくるね』

そそくさと出ていってしまった

彼は自分のベッドに荷物を
おいていた
その中から写真を取り出して
微笑んでいた
それは高校でとったような
笑顔でみんなに囲まれている
彼の姿があった


『どうして…』

彼は私を見て驚いた

『ど…して…』

涙があふれた


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