クリスタルワールド~鏡の世界~
翌日起きた私たちを待っていたのは、今まで見たことのないような二人の笑顔だった...
「おはようございます 恭亮様。」
「おはようございます 瑠璃花お嬢様。」
「おはよぉさくまさん」
「おはよぉ..たつやまさん」
「そろそろTETOのお時間ですから、朝食を急いでお食べください。
遅れてしまいますから。」
佐熊サンの一言で、ギリギリの時間に起きたことが分かった。
いつもなら二人は時間に間に合うように1時間半前には起こしてくれる。
でもこの日は違った…
これからの事を知っていた二人なりの気遣いだったのだろう。