君は太陽 あなたは太陽
12月


玄関のチャイムが鳴った


扉を開けると


あなたがいた


あなたは一言



ごめん



って


嬉しかった


あんなことで怒る女


って愛想つかされたと思った


あたしは今までこらえてきた


涙を流した


あなたはそんなあたしを


見ていて


頭をなでてくれた


空からは


白い雪が降り始めていた


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