プルルップルルッ
携帯が、なった。

『はい』
『あっ!ジュンちゃん?』
『うん、亜純だよね?』
『そうだよ!亜純だよ!』
『用は、何?』
『今から、駅前のカフェに来れる?』
『行けるけど…』
『じゃあ、来てねっ!』
ブチッ
電話が、切れた。

『駅前かぁ…』
《そういや、彼と初めて会った場所だったんだ。》

-私の運命を、変えた場所-

-二人が、出会った場所-

涙が出てきたらどうしよう。
泣き崩れたらどうしよう。
光りが無くなったらどうしよう。自分を見失ったらどうしよう。
頭の中で、凄い考えた。

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