Melody Honey
Melody1

官能的な男

目が潰れちゃうかと思うくらいのまぶしい朝の光に起こされるように、私は目を開けた。

真っ先に私の視界に入ったのは、見知らぬ白い天井だった。

「――ッ…」

眠たい目玉を上下左右に動かして、周りを確認した。

――ここ、私の家じゃないな…。

そう思った時、隣から寝息が聞こえた。

えっ、誰かいるの?

そう思いながら躰を起こした時、
「――痛ッ…」

下半身に、鈍い痛みが襲った。

同時に、ドクドクと脈打つような頭痛が私を襲った。
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