Melody Honey
目的の駅に到着すると、電車を降りた。

観覧車が見えた瞬間、私のテンションがあがった。

「あおいさん、嬉しそうですね」

そんな私を見ながら大沢くんが言った。

よーし、今日は思いっきり遊ぶぞー!

気合いを入れていたら、大沢くんが手を繋いできた。

「えっ…?」

驚いて大沢くんの顔を見ると、真っ赤だった。

「イヤ、でしたか…?」

大沢くんが聞いてきた。

「ううん、イヤじゃないよ!」

私は首を横に振った。

「今日1日、いっぱい楽しもうよ!」

私が言うと、
「はい!」

大沢くんは首を縦に振ってうなずいた。

そのまま私たちは観覧車を目指すように遊園地へと向かった。
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