Melody Honey
イジワルそうに言った詩音に首を縦に振ってうなずいたら、
「――ッ…」

詩音が私の中に入ってきた。

密着した躰が、彼と繋がったことを意味する。

汗ばんだ躰がさらに熱をあげさせた。

詩音と目があった瞬間、恥ずかしくて目をそらそうとしたら唇を塞がれた。

頭がおかしくなるくらいのキスを楽しんだ後、唇が離れる。

「あおい」

詩音が私の名前を呼んだ。

「愛してる」

かすんで行く意識の中、詩音の声を聞いた。
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