Melody Honey
「せめて、シャワーだけでも…」

そう言った私に、
「これ以上、俺が我慢できると思ってるの?」

詩音にそう言われたかと思ったら、
「――あっ…」

強く胸を揉まれた。

「自分から攻めておいて、よくそんなことが言えるな」

「ちょっと、詩音…」

これ以上は言わせないと言うように、唇を塞がれた。

舌が入ったかと思ったら、口の中をなでられる。

頭がおかしくなるくらいの深くて甘いキスは、到底マネができないと思った。
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