Melody Honey
行為が終わった時、私の躰は疲れていた。

「――ッ、はあっ…!」

まだ熱い躰が、さっきまでの激しさを物語っていた。

と言うよりも、腰が痛い…。

呼吸もできないくらいに苦しい…。

「――もう、信じられない…」

隣で横になっている詩音に、私は言った。

本当に激しくやるなんて、バカにも程があるわよ!

心の中で毒づいた私に、
「誘ったのはお前のくせによく言うな」

詩音が言った。

その瞬間、火がついたのかと思うくらいに頬が熱くなった。
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