Melody Honey
「だって、本当に嫉妬したんだもん」

何クソと言い返した私に、
「聞いた」

詩音が答えた。

それに今日は、私が攻めるはずだったのに。

そう思っていたら、
「俺はあおいしかいらねーよ」

詩音が言った。

「それは、どうも」

言われた私は、急に恥ずかしくなった。

何の前触れもなしに、いきなりそんなことを言わないでよ。

恥ずかしくて、どうすればいいのかわからないんだから。

そう思っていた時、
「もう1回ヤるか?」
と、詩音が聞いてきた。
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