Melody Honey
「その時から、俺と千晴の関係は終わった。
それとは逆に、千晴と香音の仲は上手く行っていた。
誰から見ても幸せな様子が伝わってくるくらい、2人の仲は順調だった」
そう話している詩音の肩は、もう震えていなかった。
「大学に入学してから俺は学校でも家でも、狂ったようにサックスを吹くようになった。
近所迷惑だって親から怒鳴られても、俺は吹き続けた。
毎日サックスを吹いていたおかげだったのかはよくわからないけど、留学の話がきたんだ。
その話を受けた俺は、逃げるようにサックスを片手に海外へと渡米した」
話終えたと言うように、詩音が深く息を吐いた。
それとは逆に、千晴と香音の仲は上手く行っていた。
誰から見ても幸せな様子が伝わってくるくらい、2人の仲は順調だった」
そう話している詩音の肩は、もう震えていなかった。
「大学に入学してから俺は学校でも家でも、狂ったようにサックスを吹くようになった。
近所迷惑だって親から怒鳴られても、俺は吹き続けた。
毎日サックスを吹いていたおかげだったのかはよくわからないけど、留学の話がきたんだ。
その話を受けた俺は、逃げるようにサックスを片手に海外へと渡米した」
話終えたと言うように、詩音が深く息を吐いた。