Melody Honey

You don't know what love is.

翌日。

「バカモーン!」

編集長の怒鳴り声が響き渡る。

その怒鳴り声に、私は躰を小さくさせた。

「質問の内容を忘れて取材ができなかっただとー!?」

そう言った編集長に、
「…すみませんでした」

私は小さくなって謝ることしかできなかった。

「全く」

編集長は呆れたと言うように息を吐いた。

悪いのは向こうだもから仕方がないじゃない…って、言えたらどんなに楽なことなのだろう?

頭の中で毒づくように呟いた。

「まあ、向こうから連絡がきたからよかったけどな」

ため息をつきながら編集長が言った。
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