Melody Honey
「違うに決まってるじゃない」
私は言い返した。
「最初の頃はそうじゃなかったかも知れないけど、今は違うよ?」
続けて私は言った。
出会った当初は、何て最低なヤツなんだろうって思っていた。
躰ばっかり求めてきて、何を考えているのかよくわかんなかった。
でも気がついたら、詩音を好きになってた。
「その言葉、しっかりと躰で表現してもらうぜ?」
詩音がそう言って近づいてきたと思ったら、彼の指先が私のあごをつかんだ。
楽器しか知らないようなその指先に、私の心臓がドキッと鳴った。
「しっかりと、表現してもらうからな?」
「――んっ…!」
言い終わったのと同時に、唇を塞がれた。
私は言い返した。
「最初の頃はそうじゃなかったかも知れないけど、今は違うよ?」
続けて私は言った。
出会った当初は、何て最低なヤツなんだろうって思っていた。
躰ばっかり求めてきて、何を考えているのかよくわかんなかった。
でも気がついたら、詩音を好きになってた。
「その言葉、しっかりと躰で表現してもらうぜ?」
詩音がそう言って近づいてきたと思ったら、彼の指先が私のあごをつかんだ。
楽器しか知らないようなその指先に、私の心臓がドキッと鳴った。
「しっかりと、表現してもらうからな?」
「――んっ…!」
言い終わったのと同時に、唇を塞がれた。