Melody Honey
「――詩音、やめて…」
そう言ったけれど、
「却下」
詩音に断られてしまった。
彼に触れられて、躰が震えるたびに声が出てきてしまう。
声を出すのをやめようとしても、詩音はそれを許してくれない。
詩音の言いなりだと、私は思った。
サックスを演奏するかのように、詩音の指先が何度も私の躰に触れてきた。
何度も触れられて、表現するように声を出す私は、まるでサックスだ。
気がついたら、お互い裸になっていた。
いつの間に脱いだのだろう?
そんな疑問が浮かんだけど、詩音の指先によって消されてしまう。
「――あおい…?」
私は自分から詩音の首に両手を回すと、彼の唇を塞いだ。
自分からキスしたのはこれで2回目のはずなのに、何故だかドキドキと心臓が鳴っていた。
そう言ったけれど、
「却下」
詩音に断られてしまった。
彼に触れられて、躰が震えるたびに声が出てきてしまう。
声を出すのをやめようとしても、詩音はそれを許してくれない。
詩音の言いなりだと、私は思った。
サックスを演奏するかのように、詩音の指先が何度も私の躰に触れてきた。
何度も触れられて、表現するように声を出す私は、まるでサックスだ。
気がついたら、お互い裸になっていた。
いつの間に脱いだのだろう?
そんな疑問が浮かんだけど、詩音の指先によって消されてしまう。
「――あおい…?」
私は自分から詩音の首に両手を回すと、彼の唇を塞いだ。
自分からキスしたのはこれで2回目のはずなのに、何故だかドキドキと心臓が鳴っていた。