Melody Honey
「触れないって言う訳には行かねーな」
詩音の指に感じて、私の唇から甘い声がこぼれ落ちた。
彼が触れるその指先に溶けて消えてしまいそうだと、私は思った。
「――詩音…」
名前を呼んだ私に、
「それくらい、わかってる」
呟くように、詩音が言った。
「積極的過ぎるんだよ、お前は」
目があったのと同時に、詩音にそんなことを言われた。
「それでも、いいけどな」
「――んっ、詩音…」
意識が遠くなって行くその瞬間、詩音が余裕の笑みを浮かべた。
詩音の指に感じて、私の唇から甘い声がこぼれ落ちた。
彼が触れるその指先に溶けて消えてしまいそうだと、私は思った。
「――詩音…」
名前を呼んだ私に、
「それくらい、わかってる」
呟くように、詩音が言った。
「積極的過ぎるんだよ、お前は」
目があったのと同時に、詩音にそんなことを言われた。
「それでも、いいけどな」
「――んっ、詩音…」
意識が遠くなって行くその瞬間、詩音が余裕の笑みを浮かべた。