Melody Honey
「私も、言ってもいい?」

そう聞いた私に、
「いくらでもどうぞ」
と、詩音が言った。

「ずっと…ずっと、私のそばにいてね」

そう言った私に詩音はニヤリと笑うと、
「いるに決まってんだろ」

そう言って、頬に優しくキスをしてくれた。

「一生、お前のそばにいるって決まってるだろ」

詩音はそう言って、私に笑いかけた。

その笑顔に答えるように、私も笑った。

「あおい」

官能的な唇が私の名前を呼んで、唇を重ねてきた。

大好きな人の温もりをしっかりと刻むように、私はゆっくりと目を閉じた。

☆★END☆★
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