Melody Honey
確か…行きつけの居酒屋で飲むだけ飲んで、この公園にきたんだ!

「となると、わたしが演奏を聞いたのは今日で2回目?」

そう言った私に、
「やっと思い出したか」

桐生がニヤリと笑った。

何だか、嫌な方の予感がしたのは私の気のせいか?

そう思っていたら、
「その後は俺の方から話そうか?」

ニヤニヤと笑いながら、桐生が言った。

何か怖い…。

「ちょうど俺はここでサックスを吹いていた。

そこへ、ベロンベロンに酔っ払った状態のあおいがやってきた」

桐生が説明をした。

うん、確かにそうだった。
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