Melody Honey
そう思いながら、
「じゃあ、お昼を食べに行こうか?」

私は大沢くんに言った。

そう言った私に、
「はい」

大沢くんがニッコリと笑って首を縦に振ってうなずいた。

きゃーっ、笑った顔がめっちゃかわいいんだけど!

今まで年下に興味がなかったけど、年下も結構いいかも知れない。

そう思っていたら、
「弘前さん」

また大沢くんに名前を呼ばれたので、
「あ、はい!」

私は返事をした。

「お昼休み、終わっちゃいますよ?」

そう言った大沢くんに、
「あ、ごめん…」

私は謝ると、椅子から腰をあげた。
< 53 / 288 >

この作品をシェア

pagetop