Melody Honey
「つーか、服くらい着たらどうなんだ?」

そう言った桐生に言われて、
「えっ?」

私は自分の格好の確認をした。

「きゃーっ!」

私は悲鳴をあげた。

裸なんですけど!

何も着ていないんですけど!

「結構いい眺めだな」

ククッと笑いながら、桐生はウイスキーを口に含んだ。

もう、何で言ってくれなかったのよー!

「そんなに慌てる必要なんかねーだろ?

もう何回も見てる訳なんだから」

やかましい!

私は両手で胸を隠すと、服を探した。
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