Melody Honey
えっ、大沢くん!?

ソファーにもたれかかって眠っている大沢くんが、そこにいた。

慌てて自分の身なりを確認する。

よかった、何もない。

と言うか、何で大沢くんがここにいるの!?

私、また何かをやらかしたんですか!?

頭痛と戦いながらパニックになっていると、
「――んっ…」

大沢くんが目を開けた。

ヤバい!

何にもないけれど、私は慌てふためいた。

「あれ、起きたんですか?」

眠たそうに目をこすりながら、大沢くんが言った。

「――あ、あの…ごめんね?」

私は大沢くんに謝った。
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