Melody Honey
まあ、いいや。

日曜日は特に予定はないから、たまには外に出るのもいいかも知れない。

「いいよ」

私はチケットを受け取った。

大沢くんは嬉しそうに微笑んだ。

その微笑みを見ていたら、私まで嬉しくなって微笑んだ。

いい気分転換にもなるし、とことん楽しむか!


その日の夜。

「日曜日に出かけるだと?」

話を聞いた桐生が言った。

「女友達と」

私が答えると、桐生は疑り深い視線を投げつけてきた。
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