サイレントナイト~赤くて静かな夜~

>>>

「じゃあな、オカジマ。また情報が入ったら連絡するな」

「おう、優介、遅くまで悪かったな」

オカジマは優介のバイクを見送ると、もう一度ユリ子とユキオのすんでいた、「大熊ハイツ」を見上げた。

何度見ても、201号室の電気は消えたまま、ひっそりとしていた。
< 25 / 95 >

この作品をシェア

pagetop