サイレントナイト~赤くて静かな夜~
「ユリ子、出来たよ」

居間のテーブルに置かれたうどんは、ソーセージが2本入っているだけのうどんだった。

それでもユリ子は

「ソーセージうどん!」

とはしゃいで、

「うどん屋さんのより美味しい」

とあっという間にうどんをたいらげてしまった。





「好きだったんだよな」

「え?」

少女が、不思議そうな顔をしてオカジマの方を見た。

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