サイレントナイト~赤くて静かな夜~

やってもいいんだよ

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「お前セックスしないの?
ユリは別にやってもいいんだよ。」

六畳一間のワンルームの部屋で、ソファーに毛布をかけていた滝口は怪訝な顔をしてユリ子を見た。

「いいって気い使わなくて。滝口もベッドで一緒に寝ようぜ」

ユリ子が携帯の液晶画面を見たまま滝口に言った。

「いや…いいよ、俺こっちで寝るから。
ユリちゃんはベッド好きに使いなよ」

滝口は、自分の大きなジャージとTシャツを着て、自分のベッドに我が物顔で腰かけているユリ子に遠慮がちに言った。

「あっそ。お前チ○コついてんの?」

舌打ちして滝口を罵倒するユリ子に、滝口は内心腹をたてていた。
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