サイレントナイト~赤くて静かな夜~
激しく扉を叩く音に、姫芽はビクッと布団からはねあがった。

「オ、オカジマ!
で、でてこいっ!
お、お、おい!オカジマ!」

オカジマが返事をする間もなく、

古びた部屋の扉が勢いよく音をたてて開いた。

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