サイレントナイト~赤くて静かな夜~
「オ、オカジマぁ!たた大変なんだって!
優介が、も、もうさきに行ってるんだけど…」
明らかに落ち着きのない様子で部屋に上がり込んできたのは、オカジマと同じ元暴走族のメンバー、ハイジだ。
「バカハイジ!
邪魔しないでよ!」
大きな胸元を毛布で隠した姫芽の叫び声に、183センチのハイジの長身は、はっと縮こまった。
「ひ、姫芽ちゃん!
いいい居たんだ」
「声がでけえなハイジは。
血相かえてどうしたんだよ」
オカジマは落ち着いた様子で、裸のまま煙草に火をつけた。
「オオオオカジマ、ごごごめん。
じ、じ、事件!
俺、俺、下で待ってるよ!」
そう言い残し、ハイジは扉を開けたままドタドタ下へと降りて行った。
「転けんなよ」
「バカハイジ!
何が言いたいのかさっぱりわかんな~い」
ハイジを気遣うオカジマが不満なのか、姫芽はハイジの背に野次を飛ばして舌を出した。
優介が、も、もうさきに行ってるんだけど…」
明らかに落ち着きのない様子で部屋に上がり込んできたのは、オカジマと同じ元暴走族のメンバー、ハイジだ。
「バカハイジ!
邪魔しないでよ!」
大きな胸元を毛布で隠した姫芽の叫び声に、183センチのハイジの長身は、はっと縮こまった。
「ひ、姫芽ちゃん!
いいい居たんだ」
「声がでけえなハイジは。
血相かえてどうしたんだよ」
オカジマは落ち着いた様子で、裸のまま煙草に火をつけた。
「オオオオカジマ、ごごごめん。
じ、じ、事件!
俺、俺、下で待ってるよ!」
そう言い残し、ハイジは扉を開けたままドタドタ下へと降りて行った。
「転けんなよ」
「バカハイジ!
何が言いたいのかさっぱりわかんな~い」
ハイジを気遣うオカジマが不満なのか、姫芽はハイジの背に野次を飛ばして舌を出した。