流星に願いを。
「「お待たせぇー!」」

「おぅ。来たな。ぢゃあ行くか。」

「わあ、結構イイところじゃん。」

花怜は言う。

その日アタシたちは楽しむだけ楽しんで時を過ごして行った。



―夕方。

アタシたちはそれぞれ家に帰る予定だった。


―なのに。


「あっそうだ。羅夢ちょっとウチに来いよ。」

「っえ・・・」

アタシは返事に戸惑った。

別にこのあと何も予定が入っていないからいいけど。

これじゃアタシたち恋人みたいじゃん。

「・・・家には誰かいるの?」

「いないと思う。」

ならイイか。

「わかった。」
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