恋する星曜日~Pure Love Story~
あたしは小さくため息をついて……
それから、ふと考えた。
――ところで、泣いていた理由を聞かれたら、なんて答えればいいんだろう。
ダイスケにキスされたなんて、絶対に言いたくないし。
しばし鏡の前で悩んだけれど。
いつまでもそうしているわけにもいかない。
あたしは観念して、洗面所を出た。
席に戻ると……
「あれ?」
カイト先輩がいない。
「ご注文は?」
一人で席についたあたしの元へウェイトレスが注文を取りに来たけど
「連れが戻ってからにします」
と断った。
けれども先輩は、10分近くも戻っては来なかった。
それから、ふと考えた。
――ところで、泣いていた理由を聞かれたら、なんて答えればいいんだろう。
ダイスケにキスされたなんて、絶対に言いたくないし。
しばし鏡の前で悩んだけれど。
いつまでもそうしているわけにもいかない。
あたしは観念して、洗面所を出た。
席に戻ると……
「あれ?」
カイト先輩がいない。
「ご注文は?」
一人で席についたあたしの元へウェイトレスが注文を取りに来たけど
「連れが戻ってからにします」
と断った。
けれども先輩は、10分近くも戻っては来なかった。