恋する星曜日~Pure Love Story~
*****


「これから、どうしようか」



あたしがパフェを食べ終わると、カイト先輩はおもむろにそう尋ねてきた。



「どうって?」



「今から学校行く? 観測会」



「あー……」



ダイスケと顔を合わせるのは……まだ気まずい。



「それとも、俺と二人で天体観測会、する?」



カイト先輩と二人で天体観測会。

それは、想像するだけで最高潮にドキドキする会だけど……



「しますっ!」



元気よく答えた。


そんなあたしに、先輩は……



「いい返事だ」



そう言って席を立ちながら、あたしの大好きな笑顔を見せてくれたのだった。


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