恋する星曜日~Pure Love Story~
「ところで、どこに行くんですか?」



車が走り出したところで、あたしはカイト先輩に尋ねる。



「朝までに帰ればいいなら、遠出しても大丈夫だろ? 星がキレイに見えるところに行こう」



「星が見えるところって、どこですか?」



「清里なんてどう?」



「そんなに遠く!?」



「それほど遠くないよ。3時間くらいかな。

セーラが一眠りして、起きたら着いてるカンジだよ」



先輩の車には、もう何度も乗ってるけど。

3時間もの長時間ドライブは初めてのこと。



せっかくのドライブ、眠ってしまうなんて、もったいなさすぎる!


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