恋する星曜日~Pure Love Story~
リズって……先輩の飼ってる犬だよね。
「それってどういう意味ですか? あたしと柴犬が似てるって」
「んー、無邪気にしっぽ振ってついてくるところとか」
「しっぽなんて、振ってないもん」
「そっか」
「そうです」
答えながら、ふいに思う。
もしかして、車の中で先輩があたしの頭をなでたのって……
犬をなでるのと同じ感覚だった?
先輩にとってあたしは、自分に無邪気に懐いてくる、犬みたいな存在なのかな……
でも。
だったら。
無邪気なふりして、腕を組んでもいい?
だって、こんなロマンチックな七夕の夜だもの。
ほんの少し、もう少し。
先輩に近づきたい――
「それってどういう意味ですか? あたしと柴犬が似てるって」
「んー、無邪気にしっぽ振ってついてくるところとか」
「しっぽなんて、振ってないもん」
「そっか」
「そうです」
答えながら、ふいに思う。
もしかして、車の中で先輩があたしの頭をなでたのって……
犬をなでるのと同じ感覚だった?
先輩にとってあたしは、自分に無邪気に懐いてくる、犬みたいな存在なのかな……
でも。
だったら。
無邪気なふりして、腕を組んでもいい?
だって、こんなロマンチックな七夕の夜だもの。
ほんの少し、もう少し。
先輩に近づきたい――