恋する星曜日~Pure Love Story~
「分かったよ、じゃあ一緒に行くか?

ただし、部屋は一つしか取ってないけど。

それでもいい?」



そんな意味深な質問をしてきたから。

あたしは、返事に迷う。


予約が一部屋だってことは、分かっていたことだけど。

だからって、あらためてそんな質問をされたら……


まるで、「そういうカンケイ」になる覚悟はあるのかと聞かれてるみたいで……


答えられずに固まるあたしに、先輩はプっと吹き出した。



「ばーか、何考えてるんだよ。

安心しろよ、何もしやしないから。

何もしないけど、同じ部屋に俺がいても抵抗ないかどうかを聞いただけ!」



そう言って。



「なんなら俺、バスルームにこもって寝ようか?」



そんな言葉を、付け加えた。
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