恋する星曜日~Pure Love Story~
カイト先輩の手帳には、ところどころ、赤い丸印をつけてある日があった。
それは、まさにあたしがシールを貼っていた日と一致しているわけで……
「さすがに俺は、星のシールは貼ってないけどさ。印をつけてたのは、一緒だったな」
まさか、まさか。
「いつの間にか、セーラが俺のそばにいるのが自然になって。
いつの間にか、セーラに会える日を心待ちにするようになって。
会える日に印をつけてしまうくらい、楽しみになってたんだ」
うそ……
「いつの間にか、好きになってた」
本当に?
予想外の言葉に固まっているあたしの頬に、カイト先輩がそっと触れてきた。