恋する星曜日~Pure Love Story~
合宿先へ移動するチャーター・バスは、とくに席は決まっていなくて自由だったから……

カイト先輩の隣に座っていいものかどうか、一瞬迷った。

けど。



「セーラ、こっち」



先輩が手招きしてくれたから、照れくさいながらも、隣に座る。


一瞬「あれ?」という顔をしたみんなに

「俺達、付き合うことになったから」

先輩がサラリと宣言してくれて。



恥ずかしくて、嬉しくて、あたしはどんな顔をすれば良いのか分からなかった。

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