恋する星曜日~Pure Love Story~
答えにつまったあたしに。



「お前さ、人のことより自分のことを考えろよ。

まじめに受験する気あんの?

だとしたら、まだ1年だからって大学生とチャラチャラ遊んでる場合じゃないだろ」



五味先生は冷たく言い放ち……



「とにかく、さっさと帰って勉強しろ」



そう言って、シャツをつかむあたしの手を乱暴に振りほどき、建物の中に入っていってしまった。



その場に取り残されたあたしは、呆然と立ちすくむ。



カヨの好きな人って……

なんかちょっと……

嫌なヤツじゃないー!?

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