恋する星曜日~Pure Love Story~
「あ、そうそう! そういえば、前に五味先生と会った時に一緒にいた女の人って、五味先生のカノジョなんですか?」
そう、考えてみたら、本人に聞きに行かなくたって、カイト先輩に聞けば済むことなのだった。
あたしの質問に、カイト先輩は「うーん」と考え、それからこう答えた。
「違うと思う。あいつ、女の子とっかえひっかえしてるけど、真面目に付き合ってるカノジョはいないんじゃないかな」
とっかえひっかえって……それはそれで問題だわ。
真面目に付き合っているカノジョはいない、という部分に喜んでいいのかどうか、微妙……
ぶっきらぼうで冷たくて、そのうえ女をとっかえひっかえだなんて、あたしから見たらいいとこなしの男なんだけど。
カヨが好きだというからには、もっと他に良いところもあるのだろうか。
そんなことを思いながら窓を開け、空に目をやった。
雲が厚くかかった今日の夜空は、月さえも姿を隠している。
そう、考えてみたら、本人に聞きに行かなくたって、カイト先輩に聞けば済むことなのだった。
あたしの質問に、カイト先輩は「うーん」と考え、それからこう答えた。
「違うと思う。あいつ、女の子とっかえひっかえしてるけど、真面目に付き合ってるカノジョはいないんじゃないかな」
とっかえひっかえって……それはそれで問題だわ。
真面目に付き合っているカノジョはいない、という部分に喜んでいいのかどうか、微妙……
ぶっきらぼうで冷たくて、そのうえ女をとっかえひっかえだなんて、あたしから見たらいいとこなしの男なんだけど。
カヨが好きだというからには、もっと他に良いところもあるのだろうか。
そんなことを思いながら窓を開け、空に目をやった。
雲が厚くかかった今日の夜空は、月さえも姿を隠している。