恋する星曜日~Pure Love Story~
――そうして二人で入ったカフェで、オジサンはカヨの話に楽しそうに耳を傾けた。
カヨの方も何だか楽しくなり、学校の事や塾の事を喋るうちに、あっという間に1時間が経過。
授業に行かなくてはならない時間になった。
「ところでカヨちゃん、春休みの間中、塾の午後一番の授業なくて空き時間って言っていたよね。それなら、明日からは一緒にお昼ご飯食べない?」
「でも、オジサン、お仕事は?」
「大丈夫、営業職で、時間には融通がきくから」
「……お昼ご飯を娘と一緒に食べるのも、ひょっとしてオジサンの夢だった?」
「その通り!」
翌日から、カヨとオジサンは毎日書店で待ち合わせて、一緒に昼食をとるようになった。
書店で、オジサンは毎日1冊、カヨの好きな「外国の絵本」を買ってくれた。
絵本は買ってもらえるし、お昼はごちそうしてもらえるし、お喋りをニコニコ聞いてもらえて、その上オジサンの夢を叶えるボランティアにもなっているとは。
「なんて有意義な春休みなのかしら!」
当時のカヨは、そんな充実感さえ感じていたそうだ。
カヨの方も何だか楽しくなり、学校の事や塾の事を喋るうちに、あっという間に1時間が経過。
授業に行かなくてはならない時間になった。
「ところでカヨちゃん、春休みの間中、塾の午後一番の授業なくて空き時間って言っていたよね。それなら、明日からは一緒にお昼ご飯食べない?」
「でも、オジサン、お仕事は?」
「大丈夫、営業職で、時間には融通がきくから」
「……お昼ご飯を娘と一緒に食べるのも、ひょっとしてオジサンの夢だった?」
「その通り!」
翌日から、カヨとオジサンは毎日書店で待ち合わせて、一緒に昼食をとるようになった。
書店で、オジサンは毎日1冊、カヨの好きな「外国の絵本」を買ってくれた。
絵本は買ってもらえるし、お昼はごちそうしてもらえるし、お喋りをニコニコ聞いてもらえて、その上オジサンの夢を叶えるボランティアにもなっているとは。
「なんて有意義な春休みなのかしら!」
当時のカヨは、そんな充実感さえ感じていたそうだ。