恋する星曜日~Pure Love Story~
オジサンとランチを食べるようになって数日が経った頃。
ある日、いつものように待ち合わせ場所の書店で待っていたカヨのもとへ、約束の時間より20分遅れて、オジサンが息を切らせて走りこんできた。
「カヨちゃん、ごめん! ちょっと今、仕事が立て込んでいて、今日はランチ無理なんだ」
お互いの連絡先を教えあっていなかったので、オジサンはわざわざそれを言うために、仕事を抜け出してきてくれたらしかった。
「そうですか。別に、かまいませんよ。お仕事頑張ってください」
「待たせちゃったのに申し訳ないな。
そうだ、このお詫びに、今日、夕食をごちそうするよ」
「いえ、いいですよ、気にしなくて」
「そう言わないで。それじゃあ、お父さんの気が済まないから。お詫びに、頼むからごちそうさせてよ」
「じゃあ……」
こうしてカヨはその日、オジサンと初めて「夜に」会うことになったのだった。
ある日、いつものように待ち合わせ場所の書店で待っていたカヨのもとへ、約束の時間より20分遅れて、オジサンが息を切らせて走りこんできた。
「カヨちゃん、ごめん! ちょっと今、仕事が立て込んでいて、今日はランチ無理なんだ」
お互いの連絡先を教えあっていなかったので、オジサンはわざわざそれを言うために、仕事を抜け出してきてくれたらしかった。
「そうですか。別に、かまいませんよ。お仕事頑張ってください」
「待たせちゃったのに申し訳ないな。
そうだ、このお詫びに、今日、夕食をごちそうするよ」
「いえ、いいですよ、気にしなくて」
「そう言わないで。それじゃあ、お父さんの気が済まないから。お詫びに、頼むからごちそうさせてよ」
「じゃあ……」
こうしてカヨはその日、オジサンと初めて「夜に」会うことになったのだった。