恋する星曜日~Pure Love Story~
何はともあれ、そうして天文部に入部を決めたダイスケ。



「あたしも……入ってみようかな、天文部」



あたしは自然を装いつつ、内心ドキドキしながら思いきってそう言ってみた。

けど。



「はぁ? 何でだよ、お前は星に全然興味ないだろ」



ダイスケは、ちょっとたりとも、あたしと同じ部活に入りたいとか思ってくれないのだろうか。

悲しくなる。



「……あたしもダイスケと同じだもん。

昔から星が好きだったけど、わざわざ言わなかっただけ!

うん、決めた、天文部にしよっと。

部活見学に行くときは、誘ってよね?」
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