恋する星曜日~Pure Love Story~
*******
その日、あたし・速水星来(ハヤミ・セイラ)は、駅前広場に来ていた。
春休み最終日、友達と遊ぶ約束をしていたのだ。
「ちょっと早く着いちゃったな」
腕時計に目を落とすと、待ち合わせ時間まではまだあと15分もある。
ベンチに座ろうかと辺りを見回していると、黄色いTシャツ姿のお兄さんが
「どうぞ」
と、あたしに何かを差し出してきた。
「え?」
その日、あたし・速水星来(ハヤミ・セイラ)は、駅前広場に来ていた。
春休み最終日、友達と遊ぶ約束をしていたのだ。
「ちょっと早く着いちゃったな」
腕時計に目を落とすと、待ち合わせ時間まではまだあと15分もある。
ベンチに座ろうかと辺りを見回していると、黄色いTシャツ姿のお兄さんが
「どうぞ」
と、あたしに何かを差し出してきた。
「え?」