恋する星曜日~Pure Love Story~
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さて、その大学祭が近づくにつれて、カイト先輩は準備で忙しそうになっていた。

あたしは、模試の結果がイマイチで、塾で五味先生にしかられたりしていて。



「速水星来! お前、もっとがんばれよ」



「がんばった結果がそれなんです~」



「ここ、国立理系コースだぞ? お前は他のクラスに変われ」



「五味先生のいじわる。あたし、褒められて伸びるタイプなんですから、そういうこと言わないでください」



「はいはい、じゃあ、イイコだから頑張れ」



五味先生が無表情であきれたようにそう言うから、あたしはこんなことを提案してみた。



「じゃあ五味先生、がんばっていい成績とったら、ご褒美くれますか?」



「なんで俺が。ご褒美ならカイトからもらえよ」



「今度の塾の模試で、少しでも上がってたら、一緒に旅行に行ってください」



「は?」

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