恋する星曜日~Pure Love Story~
*****
「……これで良かったの?」
少し走ったところで、あたしはカヨにたずねた。
カヨは窓の外の暗闇に目を向けたまま、小さくうなずく。
「五味先生は、カヨに惹かれはじめてたと思うよ?」
そうだよね?と、あたしは運転席に目を向ける。
「あぁ」とカイト先輩がうなずいた。
「いいの」
カヨはそう言ったあと、「あ、流れ星……」とつぶやいた。
それから
「ねぇ、車降りて、ゆっくり流星群観ない?」
そんな提案をしてきたので、あたし達は車を止めて、降りる。
3人並んで、空を見上げた。
「あたし、流星群って初めて見た。すごいのね、星が、あとからあとから流れてる」
「……」
今日はカヨの、16回目の誕生日。
16歳の誕生日は、女の子にとって特別な日。
だから、最高の日にしてあげたくて、企画した旅行だったのに……
あたしの方が泣きそうになってしまう。
「……これで良かったの?」
少し走ったところで、あたしはカヨにたずねた。
カヨは窓の外の暗闇に目を向けたまま、小さくうなずく。
「五味先生は、カヨに惹かれはじめてたと思うよ?」
そうだよね?と、あたしは運転席に目を向ける。
「あぁ」とカイト先輩がうなずいた。
「いいの」
カヨはそう言ったあと、「あ、流れ星……」とつぶやいた。
それから
「ねぇ、車降りて、ゆっくり流星群観ない?」
そんな提案をしてきたので、あたし達は車を止めて、降りる。
3人並んで、空を見上げた。
「あたし、流星群って初めて見た。すごいのね、星が、あとからあとから流れてる」
「……」
今日はカヨの、16回目の誕生日。
16歳の誕生日は、女の子にとって特別な日。
だから、最高の日にしてあげたくて、企画した旅行だったのに……
あたしの方が泣きそうになってしまう。