恋する星曜日~Pure Love Story~
「ごめんね、カヨ」



「なにが?」



「だって……」



言葉の先が続かない。



「謝ることないよ。だってあたし、これで良かったと思ってるし」



「これで……良かった?」



「そりゃ、あたしが五味先生の隣にいられるなら、それが一番幸せだけど。

五味先生が一番幸せと思えるのがあの人の隣なら……

それを応援してあげたいもん」



「……まだ、あの二人が復活するとは限らないけど」



あたしの言葉に、カヨがフフっと笑った。



「復活、する気がするな。

五味先生は意地っ張りで素直じゃないけど、それさえクリアすれば」



「カヨ……」



カヨは両手を口にあてて、ハァと白い息を吐いた。

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