恋する星曜日~Pure Love Story~
あたしは考えに考えたけど、伝えたい言葉は、やっぱりひとつしかなくて。
ストラップには
『I love you, Kaito』
そんな風に彫ってもらった。
「ベタだな」
カイト先輩は笑ったけど、それが一番伝えたい言葉なのだから仕方ない。
一方、カイト先輩からもらったストラップに彫られていたのは……
『Seira est mon tresor』
「……これって何語ですか?」
「フランス語」
「どういう意味?」
「意味は……セーラが大学に入ったら、フランス語の授業を選択してごらん」
「えー、そんな先まで、意味が分からずじまいですか? 教えてくれればいいのに」
少しスネてみせたあたしに
「俺が分かってれば、それでいいんだよ」
カイト先輩が微笑んだ。
ストラップには
『I love you, Kaito』
そんな風に彫ってもらった。
「ベタだな」
カイト先輩は笑ったけど、それが一番伝えたい言葉なのだから仕方ない。
一方、カイト先輩からもらったストラップに彫られていたのは……
『Seira est mon tresor』
「……これって何語ですか?」
「フランス語」
「どういう意味?」
「意味は……セーラが大学に入ったら、フランス語の授業を選択してごらん」
「えー、そんな先まで、意味が分からずじまいですか? 教えてくれればいいのに」
少しスネてみせたあたしに
「俺が分かってれば、それでいいんだよ」
カイト先輩が微笑んだ。