恋する星曜日~Pure Love Story~

パーティーの途中、五味先生があたし達のところにやってきた。



「あたし達まで招待してもらって、ありがとうございます」



「いや、俺達のことは、全部お前達2人のおかげだから。

あのペンションへの旅行に誘ってくれて、俺と彼女が話す機会を無理やり作ってくれて。

……まだ言ってなかったよな、あの時は本当にありがとな」



五味先生は、少し照れたような顔をして、小さく頭を下げた。



「五味先生が照れた顔、初めて見ました」



カヨが五味先生の顔を下からマジマジとのぞき込んだので、「バカっ」と五味先生はますます照れたのだった。
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