恋する星曜日~Pure Love Story~
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パーティーが終わると、2次会に行くというカイト先輩たちと別れ、あたしとカヨは駅へ向かった。

駅のホームのベンチに座ると、帰りがけに受付で受け取った袋を、カヨが開けはじめる。

すると――



「これ……!」



中から、1冊の絵本が出てきた。

外国語で書かれた絵本だ。



「絵本? どうして絵本なんて?」



あたしが不思議に思っていると……



「この作家の絵本、あたし大好きでね。

ほら、去年の春休みにあたし、五味先生のバイト先の本屋さんに通ってたって言ったでしょ。

あのころ、あたし、いつもこの作家の絵本を見てたの。

五味先生、そんなことまで覚えててくれたんだ……」



絵本の表紙を開けると、中にメモが挟まっていた。

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