恋する星曜日~Pure Love Story~
学校からはダイスケの家の方が近いので、カイト先輩は先にダイスケを家まで送った。


「ありがとうございました」


そう言ってダイスケが降りると、カイト先輩は後部座席に振りむいた。



「セーラちゃん、助手席に来ない? 前と後ろに別れて座ってるのも、何かヘンだろ」



確かに。

あたしは一旦外へ出て、助手席に移る。



「じゃあ、行こうか」



車がゆっくりと走り出した。


あたしは窓から、家に入っていくダイスケの後姿を見つめていた。
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