恋する星曜日~Pure Love Story~
あたしは立ち上がって、カイト先輩に駆け寄った。



「おかえりなさい! 今日は、ちゃんと予定どおりの飛行機に乗れたんですね」



「ああ。だけど、成田から車でここまで来るのに渋滞してて、遅くなっちゃったよ。ごめんな」



「ううん。来てくれたから、それで十分」



「去年の夏は、ヒドかったもんな」



「そうですよ! あたし、あの時は寿命が10年は縮まったんですからね」

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